水道ひねれば天然水が出てくるのです!
2日目
↓以下続きより
路面電車に乗り、熊本現代美術館へ。
スイカが使えたので乗り降り楽々。料金は大人一律170円とお安い^^
美術館の近くで地域物産展がやっていました。
「いきなり団子」は熊本の名物のひとつ。あんこと一緒にサツマイモが入っています。
良いお味!
・熊本現代美術館
生人形を初めて見たのですが、とってもリアル。
人形なのだけれど体温が伝わってきそう。投げのポーズがとっても力強い!
同時に開催されていたのが震災に関する企画展示。
↑マグネットで愛を伝え仮設住宅を飾るプロジェクト。
必ずハートを入れカッティングシートでデザインしたマグネットを
誰かの作ったものと交換して持ち帰ることができます。
わたしの、探してみてね!
郷に入れば郷に従えというか、観光マップの情報ももちろんなのだけれど、
やっぱり生きた情報が一番。この後の目的地は阿蘇。
この展示でたまたま一緒になった2人組の仲良しおばあさまと学芸員の方が
震災で機能していない道・安全に通れる道を教えてくれました。
東海大学に通う身として、阿蘇校舎にお花をあげにいかないと。
・その前に「くまモンスクエア」へ。
ゆるキャラの代表的なキャラクター、くまモンの公式ショップです。
くまモンが座る、部長室もあるのです!(くまモンは週1くらいで出勤しているみたい)
公式サイトにてくまモンの出勤時間を確認することができます。
行ったその日はくまモンの出勤日!
だけれども会うためには出勤時間30分前に来て整理券をもらい、
それでも並んで会う必要があるとスタッフに聞き断念。
さすが売るキャラは違うね。
ここで車をゲット!軽自動車のアルト!
その日の朝に片っ端から電話をして安い車を1週間レンタルする予約をしたのでした。
(事前にやっておけばきっともっと安くなったけど...)
くまモンカラーです。初・軽自動車。チョロQ運転しているみたい!
ガソリンメーターが全く動かないのでメーターが故障してるんじゃないかと心配になるくらいの燃費の良さ。
乗り捨てで車を借り、1週間後に福岡に返します。
車レンタルしてまずは西へ!阿蘇に行く前に宮本武蔵巡りを。
・島田美術館
ここは宮本武蔵の描いた絵や武蔵由来のものが展示されている美術館。
宮本武蔵ってすごい!剣もすごいし絵も上手。展示されていたモズと雁の水墨画に感動しました。
剣豪はバランスが良くてとても器用なのかもしれない。
バガボンドのサインも。
入場券はポップアップ武蔵です(笑)。
美術館を後に、さらに西へ。
「霊巌洞」という武蔵が篭って兵法書であり生き方を記した『五輪書』を書き上げた祠があります。
アマゾンで注文して少し読んでみましたが、榮久庵憲司の道具考的な本。
この霊巌洞、言うなれば超山の中。これは公共交通機関じゃ辿り着けないぜ....。
マップで見るとこんな感じ。
・霊巌洞 れいがんどう(雲巌禅寺)
武蔵の絵がここにもあった!
巌流島で武蔵が実際に使ったという木刀。ほんまか!?
お寺から霊巌洞までの細道の斜面には五百羅漢が至る所に。
自然風化で頭が無かったり、数も半数くらいになってしまっているようだけれども
なんだか見守られている気分...!
しばらく歩くと霊巌洞が。
不思議な空気が流れています。武蔵はここに篭っていたのか...。
武蔵の勝ち運を授かったところで阿蘇へ向かう。
美術館で書いてもらったマップを元に東海大学阿蘇校舎を目指します。
おばあさまの助言がとても役に立ちました。
市内から阿蘇までは通常40分くらいで到着するのだけれど、
未だに使えない道が多く迂回して行かなければなりません。
決して楽な道ではない、くねくねくねくね、山を越え...
山を下っている時に目にした光景。
山の斜面でロープで体を吊りたくさんの人が作業をしておりました。
地がむき出しになっている山も多く。
・阿蘇
迂回して、迂回して、1.5時間くらいかけてようやく東海大学阿蘇校舎に到着。
阿蘇校舎がこんな山の中にあるとは思ってもいなかった。
関係者以外立ち入り禁止と書かれたゲートに警備さんが1人。
校舎は完全に立ち入り禁止。阿蘇校舎の学生はみんな熊本校舎にいるそうです。
農学部の学びの場であり牧場地も敷地内にある阿蘇校舎。
草っ原も含めほとんど野焼きしたらしく、断層の上に建っている状態の1号館だけを残し
後世に震災を伝えるための阿蘇地震メモリアルのようなものにするそうです。
下宿生は完全にいなくって、なんだか寂しい空気が漂っておりました。
この道の先にニュースで取り上げられた下宿建物の跡地と崩落した橋がある、
と警備さんが教えてくれたので手合わせに行ったのだけど、
本当に道から先が急に無くなっていて言葉を失いました。
http://www.sankei.com/affairs/photos/160417/afr1604170033-p2.html
まさにこの写真通り、橋が無くなっています。
この橋が無くなってしまったので迂回をしないと市内から大学に近づけない。
手を合わせながら、震災の傷跡は本当に大きいものなのだ、と。
テレビニュースでは話題に上ることが少なくなったけれど実際まだまだ進行中なのです。
阿蘇は観光地でもあるのですが、観光客が少なくなっているのが現状。
観光地として機能する状態であるそうですが、風評被害が大きいそう。
日も暮れてきたので少し走った所で宿を探すことに。
・内牧温泉
な、なんだ!?この不思議な雰囲気の漂う街は...。
おおっ!
吸い込まれるようにお店に入ってしまいました。
※ノンアルコールビール
内牧温泉はぬるぬるした泉質、と道を教えてくれたおばあさまが紹介してくれた場所。
たまたま到着しただけだったけど、ちょうどいい!ここで宿を取ることに。
21時に飛び込み宿泊をさせてくれるのかと心配になりながらも4件目の電話でOKをもらう。
た...たすかった。
宿をWEBで探していると必ず目にする熊本地震復興工事関係者に対してのメッセージ。
みなさん宿に泊まりながら作業を続けているのです。
私がこの日宿泊したビジネスホテルの駐車場にも多くの工事現場で見かける車が。
温泉を堪能し、眠りにつく。
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